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「ペットを理由に会社を休む」ことの、本当の問題

こんにちは、管理人Kです。

 

 

少し前の話になりますが、管理人の会社で、

 

「ペット(猫)の体調が悪いので会社を休みます。」

 

と朝上司に電話をし、会社を休んだ女子社員がいました。
(ウソのような本当の話。)

 

 

大半の上司は「マジかよ…。」という反応でしたが、有給に理由を求めることは労基法違反になるので受け入れた、という感じです。

 

 

管理人も驚きはしましたが、価値観は人それぞれであり、その子にとってはペットの優先順位が高いというだけのことなので、それ自体は特に問題だとは思っていません

 

また、「ペットをどう扱うか」については万人が納得する答えは出ないでしょう。

 

 

この件の本当の問題は、この女子社員が

 

「ペットが理由」であることを上司に伝えたこと

 

だと思います。

 


この子にとってペットが重要なのは分かります。

 

ただ、それが万人に理解されるものではないことや、他人の「ペット」のために業務の負担が掛かることが腑に落ちない人もたくさんいることくらい、少し考えればわかります。

 

そう考えることができれば「体調不良」とか「家庭の事情」など、いくらでも伝えようがあったはずです。

 


でもこの子はハッキリと「ペットが理由」であることを伝えた。

これは結局、自分の考え=全て正しい、と思っていることの証明であり、自己中だと言われても仕方のないことです。

 

 

よくこうした問題の議論において、


「ペットは家族と同じなのだから、会社を休んで当然だ」

「ペットを理由に休むなと言う人は考え方が古い」

 

と主張する人がいます。

 

言っていることは最もですが、それはあくまでもその人の主観にすぎません。

 

最近は何でもそうですが、「価値観の多様化」という言葉を悪用して、マイノリティや新しい考え方ばかりが保護され、多数派や古臭い考え方は批判される風潮があります。
(例 子供は産むべき 産まなくていい)


ただ、「価値観の多様化」という考えに基づくなら多数派や伝統的な考え方も「1つの考え方」であって、それも尊重されなければおかしくはないでしょうか。

 

 

また、会社側の立場に立って考えてもみてください。


犬や猫といったペットを理由に休むことを正式に許可したとすると、その後、金魚やカブトムシを理由に休む人が現れても咎めることはできなくなります。

 

いずれも同じ「生き物」であり、そこに線を引くことはできません。

(場合によっては盆栽などの植物でも同じことが言えてしまいます。)

 


このようにキリがなくなると収拾がつかなくなるので、どうしても人間と動植物の間に線を引かざるを得ないのです。

 

 

最後にもう一つ「有給に理由を問うこと自体があり得ない」と主張する人。

 

確かに言っていることは最もですが、そういう人の理論にのっとれば

 

毎朝「今日は休みます」を20日連続で行ってもいい

 

ということになります。

 

が、実際にはそんな人はまずいませんし、そんなことをされては会社は成り立ちません。


ルールを全て明文化するのは不可能なので、そこを保管するのが「マナー」とか「空気を読む力」などで、それも社会に必要な立派な能力です。

 

 

 

ペットの話に戻りますが、今回会社を休んだ女の子はこうした考えに頭を回すことができない、視野の狭い人間だった、ということになり、そこが議論すべき問題点なのです。


人間一人で生きているわけではない以上、自分の意見だけを主張して生きていくことはできません。


こうした件を反面教師にして、自分自身が視野の狭い、自己中人間に陥らないよう、
日々気を付けていきたいものです。

 

 

それでは。