新幹線やネットカフェで無差別殺人。 「日本の治安の良さ」を前提とした仕組みやビジネスはもう成り立たなくなっている。
こんにちは、管理人Kです。
すでに大きく報道されていますが、6月9日に新幹線内で無差別殺傷事件が起こりました。
また、5月には名古屋のネットカフェで面識のない男性を刺殺する事件が起きています。
これらの事件、どちらも自分が被害者になり得るもので本当に恐ろしいのですが、それと同時に「日本社会の仕組みのあり方」が問われているようにも思います。
日本社会の仕組みやビジネスは「日本の治安の良さ」を前提に成り立っているものが多くあります。
例えば日本のネットカフェは個室ですが、扉にはカギがついていないのが普通です。
同様に海外観光客にも人気のカプセルホテルも、各カプセルには鍵はありません。
今回事件が起こった新幹線も、手荷物検査はなく、また車内に警備員はいません。
これらは全て「日本の治安の良さ」が前提にあるからこそ、成り立っている仕組みばかりです。
ですが、今回のような事件が相次ぐと、こうした仕組みは全て存続不可能になってしまいます。
例えば海外でネットカフェやカプセルホテルが普及しないのは、日本のように治安がよくないから、というのが最大の要因だと考えられます。
海外では怖くて鍵なしの個室になど泊まれないのではないでしょうか。
また、上海では地下鉄にも手荷物検査が導入されていますし、ヨーロッパでも鉄道テロが多発することから駅の警備を強化し、国際鉄道であるユーロスターや、スペインの高速鉄道AVEにおいては手荷物検査が行われています。
残念ですがもちろん利便性は失われます。
が、命には代えられません。
日本の最大の魅力である「治安の良さ」を放棄するのは心苦しいですが、2020年には東京オリンピックも控えており、日本はもう「治安の良い国」ではない、という前提で安全対策を考えていく必要があると思います。
それでは。