「理化学研究所が毛髪再生技術を開発」について、期待はしたいが上手く行かないと思う理由
こんにちは、管理人Kです。
STAP細胞ですっかり悪いイメージがついてしまった理化学研究所(理研)ですが、薄毛に悩む男性陣には嬉しいニュースが。
理研は、後頭部などの皮膚から毛髪の元となる「毛包」を培養。
それをマウスに移植し、毛髪を生やすことに成功したそうです。
今後安全性を確かめる試験を行い、早く行けば2020年には実用化が可能とのこと。
まあこうしたニュースは数年に一回出てきては、いつの間にか消えているので今回もあまり過度に期待してはいけませんが、上手く行けばノーベル賞ものの大発明です。
かくいう管理人も頭髪には悩みを抱えておりますので、ついつい期待してしまうところですが、管理人はこの方法、残念ながら「上手く行かない」と予想しています。
それは「なんとなく」とか、勘によるものではなく、以下の理由によるものです。
現在、薄毛の原因は体内で「DHT(ジヒドロテストステロン)」という男性ホルモンが増加し、そのDHTが頭部に作用すると、髪の毛の成長サイクルが極端に短くなり薄毛になる。というのが定説です。
よって、仮に毛包を移植して髪の毛が生えてきたとしても、その髪の毛にDHTが作用してしまえば、結局抜けてしまい、永続的にフサフサであることは不可能だと思うのです。
ちなみにこのDHTは、加齢によって減少するテストステロンを補うために増加すると考えられています。(所説あり)
そう考えると、ハゲは病気ではなく、老化現象の一種であると考えるほうが自然です。
それを今回のような外科治療的な方法で治すのは、整形手術をするのとなんら変わりなく、管理人としては違和感を感じます。
(そもそもハゲ = 病気という認識に怒りを覚えます。)
育毛において最も重要なのはDHTの発生を抑制すること。
そのためには、体内に十分なテストステロンが分泌されていることが必要です。
テストステロンを高めることで薄毛の原因であるDHTを抑制する。
これが管理人が提唱する「テストステロン育毛法」です。
これはあくまでも「アンチエイジングによる育毛」なので、薄毛を老化現象だと捕えれば、至極自然な育毛法だと管理人は考えています。
当然、植毛のような外科治療や薬による育毛のように即効性や劇的な変化は期待できませんが、健康的かつ長期的な育毛法です。
それでハゲたら、それはしわが増えるのと同じで、普通のことなのです。
最後になりますが、今回の理研の研究について、否定的な意見ばかり書いてしまいましたが、それは男性の加齢による脱毛に限った話。
そうではなく、例えば病気によって髪の毛が抜けてしまう子供や女性のためには、今回のような研究が活かしてもらえるといいなと願っています。
それでは。